「哀しき恋歌」
テレビのアンテナの調子が悪い。
ぼろ屋六福邸は昔ながらの唐楼~チャイニーズアパート~である。
よってテレビのケーブルが入っておらず、このくそのっぽビル群の中で
アンテナに頼ってテレビを受信しているのである。
当然雨降り、強風にも影響されるわけである。
今日はあんまりにもひどかったので仕方なくDVD鑑賞となった次第。
なぜ仕方なくか?
おかんは映画とか家で見るDVD系は真剣に見たいので
何か物を食べながら見るのが非常にいやだからである。
映画館のポップコーンは好き。
でもこれは出来るかぎり本編前の予告で食いきりたいもの。
で、買ったきり見てなかった韓国ドラマ「哀しき恋歌」を「やばいよな・・・「マオ」もまだ見終わってないのに
これに手を出したらもうおしまいやろ?徹夜になるのか?」
韓国ドラマ、魅惑のドラマ。あと1集、あと1集だけ!とあり地獄のように結局全編見てしまう
禁断のドラマ。
展開はまったくもって同じであるのになぜ?
韓国ドラマのお約束
1.なぜいつも子供時代から?しかし子役がこれまたよい味を出していて不覚にも
涙を流してしまう。「哀しき~」の男の子が末楽しみなかわいい子。
2.女主人公はかならずなにやら病気を持っている。
お約束は白血病。韓国の白血病発生率はそんなに多いのか?
しかし主人公を愛する金持ち男によって完治する。
「哀しき~」のように眼が見えないというのもありがちな設定。
3.男女主人公を問わず記憶喪失になりやすい。
記憶とはそんなに簡単になくなるものなのか?
4.おされなビルの中でのすれ違い。
女は1階、男は2階。閉まりかけるエレベーターのドアの間から見える顔。
なぜ気がつかないのか?なぜ大声で呼ばないのか?
5.海辺に家がある。隠れるときは必ずこうした海辺の家。
6.貧乏役のほうは必ず親のどちらかが問題あり。もしくは天涯孤独、生き別れ。
借金まみれ、働かないおやじ。でも主人公は健気に生きて勉強もできる。
空き瓶に小銭の貯金もお約束。
くじけそうになったときは小さいころから持ってる思い出の指輪やネックレスが心のよりどころ。
で、実は大金持ちの家の子だったというパターン。
7.恋敵役の女の子は子役のときからにくたらしい顔をしていてすぐにわかる。
そして多くの場合ちりちりパーマである。主人公はさらさらストレート。
逆ではいけないのか?
癖は大げさに鼻から「はっ!」とでかいため息をつくこと。
見ていると自分もこれをしそうになって香港の舌打ち攻撃とどっちがうっとうしいか
確かめてみたくなる。
8.金持ち役のぼんぼんはピアノが弾けなくてはならない。
9.貧乏なほうのご飯はインスタントラーメンがお約束。
キムチを混ぜながら鍋のふたで受けながら食べなければならない。
10.秘密を握ってる相手から真相を聞きだそうとするも
必ず「では、明日の夜11時にここで・・・」と言われる。
そしてその握ってる人間は死ぬか、事故にあうのである。
なぜその場で問い詰めないのか?明らかに知っているというのに
なぜ明日まで待つことができるのか?
それでも見てしまう韓国ドラマ。
「哀しき恋歌~六福バージョン」
いつでもどこでもかならず影で見守る男
片時も眼を離さず
じーーーと熱い眼で主人公を見つめる片思い男
せりふはいらない 眼のアップですべてを語る
憂いを帯びた熱い眼
こんなにいけてない顔の主人公 それでも愛は変わらず
概して主人公はこうした視線に気づくのが遅い
じーーーーーーーーーーーーー
牛 一途な男
今日の六福動物指数
犬 9匹
猫 3匹